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IVYがイラクの国難避難民を対象に開設した補習校で学ぶ小学生(撮影・玉本英子)

IVYは、2013年9月から中東イラクで難民支援を行っています。

今回は、現地スタッフのシーラン・シャーが来日し、イラクやシリア難民の子どもたちの様子、IVYの活動を伝えます。また国際ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス)からは  「ISの台頭~現地で何が起きているのか」と題して、イラク最新映像を使った最新の取材報告があります。テレビやインターネットではわからない、難民問題の現場の声をぜひ聞きにきてください。


日 時:2015年11月26日(木)18:30~20:30

場 所:仙台市情報・産業プラザ(アエル6階)セミナールーム2(B) >> 会場までのアクセス

対 象:どなたでも

参 加:500円(IVY正会員は無料)

主   催:認定NPO法人IVY

申込み:「お名前」「所属」を、メールまたは電話で、IVY事務局まで連絡してください

    TEL:023-634-9830  Email: link@ivyjapan.org

プログラム:

【報告1】アジアプレス 玉本 英子氏

「ISの台頭~現地で何が起きているのか」

・ヨーロッパにシリアからの難民が殺到~シリア取材映像から見る、かれらの故郷で何が起きているのか

ISのプロパガンダ映像、IS支配地域に暮らす市民の声~IS支配地域は今どうなっているのか

ISに夫は斬首された~妻の訴え

ISに拉致されたヤズディ教徒の現状~脱出した女性たち、IS軍事訓練所にいた少年たち

イラク北部の山岳地域ではトルコからの空爆が~空爆現場をゆく

 

【報告2】IVYクルド シーラン・シャー

「子どもたちの未来を守る」

現地スタッフのシーランからは、難民として過ごした彼女自身の子ども時代の経験、教育現場から見えてくる子どもたちを取り巻く危機的状況、子どもたちの未来のために何が大切かをお話しします。

玉本 英子(たまもと えいこ)


東京都出身。アジアプレス所属。デザイン事務所を退職後、ビデオ取材を始める。アフガニスタン、イラク、シリアなど、 写真、ビデオを中心に取材、発表。テレビのニュースリポートや新聞、雑誌、講演会を通して伝えている。

共著に『アジアのビデオジャーナリストたち』(はる書房)、「21世紀の紛争・中東編」(岩崎書店)、「現代イラクを知るための60章」(明石書店)など。アフガニスタンの女性を題材にしたドキュメンタリー映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガニスタン女性」を監督(2004)。


>> 玉本英子の現場日誌(アジアプレス・ネットワーク)


シーラン・シャー


IVYクルド コーディネーター。アッシリア人で、イスラム教が多数派を占めるイラクにおいて少数派に位置づけられるクリスチャン。誕生から今日まで紛争、テロ、迫害、暴力に遭遇し、困難な環境の中育つ。自身も難民の経験があり、現在はクルド自治区で暮らしているが、困難な中にいる人々のために手助けしたいという強い気持ちから、2013年10月IVYの現地コーディネーターに。今日まで民族、宗教、宗派を問わず、支援を必要とする人々に寄り添いながら、現地のキーパーソンとして毎日駆け回っている。